株式会社 高建

保守・メンテナンス

社会インフラの長寿命化に合わせ、インフラの維持管理の重要性が増しています。当社でも2016年に専用の橋梁点検車を導入し、本格的に橋梁点検業務をスタートさせました。
また、国内総延長48万kmともいわれる下水道管路はこれからどんどん耐用年数を迎えます。施設の更生は今後の大きな課題です。当社でもすでに横浜に拠点を設け、主に関東圏で実績を積み重ねています。常に一歩先を見据えながら新たな取り組みに挑戦します。

橋梁点検

小規模橋梁から大規模橋梁まで、
効率的に調査や点検を行えます。

当社では、この本格的な維持管理時代の到来と言われる昨今の現状から、2016年2月に【橋梁点検車 SF77A-Ⅲ】を導入し、建設コンサルタント各社様の橋梁点検業務をはじめとして、多くのご依頼をいただきました。インフラの維持管理については、2014年より、『5年に1度の近接目視点検』が義務付けられています。今後も効率的な維持管理の継続のため、技術力の向上に努めて参ります。

橋梁点検車「SF77A-Ⅲ」の特長

SF77A-Ⅲ概要

当社では、これまでの実際の点検現場におけるお客様からのご要望をもとに、自社の橋梁点検車をより使い易くするため、独自の装備を充実させました。

「ふところ広さ」で作業効率UP!
車両左右からのアプローチ!
最大66㎡! 広大な作業領域!

路面養生用敷板

アウトリガーのローラージャッキ走行により損傷し易い歩道・路肩部や、夏期の作業による舗装のたわみなどを防止するための養生材として、再生ポリエチレン製の養生用敷板である「スーパージュライト(NETIS:KT-130053-A)」を常備しています。(木製型枠用合版もご用意できます。)
更に、ローラー走行を伴わない「固定設置」の際など、車両荷重が長時間に渡って一点に集中する場合の養生用として「アウトリガー用敷板(輪止め併用)」も常備しています。

工具類と収納ボックス

標準的な車載工具に加えて、車両の保守・整備に必要な工具類を常備しています。点検対象部材に「ゆるみ・脱落」が見られた際の応急措置にもご利用いただけます。
その他、油脂類や土のう袋、スコップ、掃除用具、点検作業時に支障となる木枝伐採のための「高枝切りハサミ(のこぎり付き)」も常備しています。また、標準装備となる「音声通信装置」に加えて、運転席から桁下の状況を確認できる「ワイヤレスカメラ・モニター」を取付け、安全面にも配慮した装備としています。

交通誘導員+交通規制(規制の設置・撤去含む)一式

供用中の施設について点検用車両などを使用して行う点検では、片側交互通行規制や、 場合によっては通行止め規制などの規制が必要となります。当社では、グループ会社や提携する警備業者と共同し、これまでも、多くの現場で交通誘導警備ならびに交通規制の設置を実施して参りました。 また、交通規制の「予告看板」の製作、設置も可能です。

点検補助員

橋梁、トンネル、シェッド・シェルター、大型ボックスカルバートの点検業務では、 点検を実施する技術者がまだまだ不足しているのが現状です。当社には、「ME新潟(構造・防災)」有資格者が在籍しており、これまでの点検補助業務を通じて、 現場での経験を重ねています。

配筋探査

コンクリート構造物内部の鉄筋の配筋状態(鉄筋間隔及び鉄筋かぶり)を電磁波レーダ法、または電磁誘導法による探査装置を用いて「非破壊試験」による測定を行います。工事における品質管理として、また調査のための測定として配筋探査を行います。

その他の「点検用車両」について

一連の点検業務におきまして、橋梁構造形式の違い等により、高所作業車や、他の点検車両が必要となる場合がございます。こうした際には、当社で提携しているリース会社保有の機械を手配させて頂くことによって一連の点検工程の円滑化が図れます。
また、点検車両の選定につきましては、現地へ出向き、対象施設や周辺状況等を確認した上でご提案させて頂くことも可能です。

  • 1橋梁点検車「BT-110」
  • 2橋梁点検車「BT-200」
  • 3大型橋梁点検車「Barin AB1500」
  • 4大型橋梁点検車「BT-400」
  • 5橋梁点検車「SF77A-Ⅳ」
  • 6橋梁点検車「SF77B1FR」
  • 7小型点検車「YZ30FC」
  • 8高所作業車(トンネル仕様車)
  • 9高所作業車

下水道メンテナンス

現在、国内の下水道管路の延長はおよそ48万kmと言われています。その中で標準耐用年数50年を経過した管路の延長は約1.4万km、10年後には約6万km、20年後には14万kmと急速に増加します。国はストックマネジメントを促進し、施設の老朽化対策、維持更新に取り組んでいます。

そこで当社では今後の需要を見据えて、2017年2月より下水道管路施設の更生業務をスタートさせました。
様々な工法で非開削による更生を行い、既存管路施設の長寿命化を図ります。
マンホールの更生において、事前調査から施工に至る全てでお手伝いできることがあります。